登録販売者の資格

登録販売者 公的資格
全日本医薬品登録販売者協会 登録販売者は、薬局・ドラッグストア・量販店やスーパーで一般用医薬品が販売できる資格医薬品販売専門資格です。薬事法の改正により、薬剤師がいなくても、登録販売者が一般医薬品を販売できるようになりました。取得者購入者の状況を観察・ヒアリングし、必要な情報提供や相談対応を行うことにより購入者の適切な医薬品の選択を支援する役割を担います。
人気度ランク4 難易度ランク3 専門性ランク4 稼げる資格ランク2
年間受験者数 65,436人 *註1 所要勉強時間
(目安)
8ヶ月
年間合格者数 26,996人 *註1 資格登録者総数 253,398人 *註2
合格率 41.3% *註1 平均年収
(目安)
*註1)2018年試験実績、註2)2018年時点の累計合格者数

こんな方にオススメの資格

  • 医薬業界に就職・転職を考えている方
  • 「手に職」の専門資格取得を目指す方

「登録販売者」資格に関する需要

高齢化が急速に進展する日本では、国家医療財政の収支悪化(2017年度医療費42兆円・国家予算97兆円の43%)により、ネットでの医療品販売解禁など制度見直しを余儀なくされています。

医療費削減のためにも、一般用医薬品の普及が必要な一方で、薬剤師も不足している状況です。

登録販売者の資格保有者を置くことで、調剤薬局・ドラッグストアをはじめ、家電量販店・スーパーでも一般医薬品販売が認められるため、今後さまざまな企業・お店で資格保有者へのニーズが高まると予想されます。
 

 

数字で見る登録販売者

登録販売者試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
 2016年2017年2018年対前年比
受験者数53,369 61,12665,436+14.5%
合格者数23,328 26,60626,996+14.1%
合格率43.7%43.5%41.3%

資格取得のポイント

択一式の試験で合格率は高めですが、医薬品・人体に関する知識から、薬事法に関する知識まで出題範囲・学習範囲が広いことが特徴です。

通信講座などを有効活用して、頻出項目を中心に効率的に試験対策する必要があります。

「登録販売者試験」概要

受験資格以下のいずれかを満たす者

①旧大学令に基づく大学及び旧専門学校令に基づく専門学校において薬学に関する専門の課程を修了した者
②平成18年3月31日以前に学校教育法に基づく大学(短期大学を除く)に入学し、当該大学において薬学の正規の課程を修めて卒業した者
③平成18年4月1日以降に学校教育法に基づく大学に入学し、当該大学において薬学の正規の課程を修めて卒業した者
④学校教育法に基づく高等学校もしくは旧中等学校令(昭和18年勅令第36条)に基づく旧制中学又はこれと同等以上の学校(各種学校及び専修学校は該当しない)を卒業した者であって、1年以上薬局又は一般販売業(卸売一般販売業を除く)、薬種商販売業、配置販売業、もしくは居舗販売業で薬剤師又は登録販売者の管理及び指導の下に一般用医薬品の販売等に関する実務に従事した者
⑤4年以上薬局又は般販売業(卸売一般販売業を除く)、薬種商販売業、配置販売業、もしくは居舗販売業で薬剤師又は登録販売者の管理及び指導の下に一般用医薬品の販売等に関する実務に従事した者
⑥①~⑤に掲げる者と同等以上の知識経験を有すると都道府県知事が認めた者
試験実施日年1回(8月~10月の間で、都道府県ごとに異なる)
*各都道府県薬務主管課に確認
試験内容【筆記試験】(真偽式・多肢選択式)
①医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問、試験時間40分)
②人体の働きと医薬品(20問、試験時間40分)
③主な医薬品とその作用(40問、試験時間80分)
④薬事関連法規・制度(20問、試験時間40分)
⑤医薬品の適正使用・安全対策(20問、試験時間40分)

※合格基準は、7割程度の正解で、各試験項目毎に都道府県知事が定める一定割合以上の正答
有効期間なし(更新不要)

 

「登録販売者」資格の通信講座・通学講座

スクール名種別コース名期間費用特徴
ヒューマンアカデミー(たのまな) 介護福祉士ヒューマンアカデミー通信登録販売者合格講座6ヶ月37,000円~ドラッグストア研修機関の講師陣による監修テキスト・DVDで短期間でしっかり合格を目指す講座
ユーキャンユーキャン通信登録販売者
合格指導講座
8ヶ月49,000円~メインテキスト4冊を、1日60分・8ヶ月の学習で合格を目指す講座。漢方処方製剤便利帳や実力アップ問題集など副教材も充実