ウェブデザイン技能検定(ウェブ技能士) ![]() |
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ウェブデザイン技能検定は、国際標準規格に基づくウェブサイトのデザイン・制作・システム構築・セキュリティ対策などの知識・技能、実務能力を認定します。職業能力開発促進法に基づき指定機関が実施する1級から3級の3段階の検定で、合格者は「ウェブ技能士」を名乗ることができます。ウェブ関連で唯一の国家資格として人気の資格です。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 3,408人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
3ヶ月~6ヶ月 |
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年間合格者数 | 1,871人 *註1 | 資格登録者総数 | 16,056人 *註2 |
合格率 | 54.9% *註1 | 平均年収 (目安) |
416万円 *註3 |
*註1)2018年度試験実績
註2)2018年までの合格者累計
註3)賃金構造基本統計調査(2018年)
註2)2018年までの合格者累計
註3)賃金構造基本統計調査(2018年)
こんな方にオススメの資格
- ウェブサイト制作の仕事への就職・転職を希望する方
- Webプログラマー、エンジニア、プロジェクトマネージャー、Webディレクター、
Webプロデューサー
「ウェブデザイン技能検定」資格に関する需要
2018年のインターネット広告媒体費は1兆7,589億円(前年比116.5%・総広告費26.9%)、インターネット広告制作費は3,109億円となっています。
また、EC市場規模は2018年度約18兆円(年成長率110%)の見通しも出ています。
スマートフォンの登場などで世の中の情報収集や消費者行動が変化する中、Webサイトの制作や集客に密接に関連する、Webデザインの需要は今後も順当に拡大することが予想されます。
仕事のやりがい
- 新しい技術やトレンドが次々と登場するため、キャッチアップするのは大変だが、新しいものにどんどん関わっていける・世に発信していけること
数字で見るウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定(ウェブ技能士)の直近3ヶ年受験者数・合格率
2016年 | 2017年 | 2018年 | 対前年比 | ||
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1級学科 | 受験者数(学科) | 74 | 53 | 49 | -7.5% |
受験者数(実技) | 11 | 11 | 8 | -27.3% | |
合格者数(実技) | 7 | 9 | 9 | ±0 | |
合格率 | 9.5% | 17.0% | 18.4% | ||
2級 | 受験者数 | 706 | 768 | 672 | -12.5% |
合格者数 | 304 | 248 | 255 | +2.8% | |
合格率 | 43.1% | 32.3% | 37.9% | ||
3級 | 受験者数 | 2,305 | 3,269 | 2,687 | -17.8% |
合格者数 | 1,536 | 2,079 | 1,607 | -22.7% | |
合格率 | 66.6% | 63.6% | 59.8% | ||
Total | 受験者数 | 3,085 | 4,090 | 3,408 | -16.7% |
合格者数 | 1,847 | 2,336 | 1,871 | -19.9% | |
合格率 | 59.9% | 57.1% | 54.9% |
政府発表の2018年賃金構造基本統計調査で、デザイナー(企業規模10人以上に所属)の労働時間・年収などが確認できます。
- デザイナーの平均年齢は36.1歳、平均勤続年数8.1年
- デザイナーの月平均労働時間179時間(超過労働7時間含む)、平均年収415.7万円(年間賞与他含む)
資格取得のポイント
受験資格が級ごとに細かく定められ、合格率は1級23%、2級48%、3級60%が目安として公表されています。
試験内容は、ウェブ国際標準に関する知識習得が求められるほか、実際にパソコンを使った実技作業を求められる点が特徴です。
インターネットスキル認定普及協会のウェブデザイン技能検定HPに、過去問・練習問題・参考教材の情報が掲載されているため、知識問題はそれらを使った独学も可能です。
実技試験もあるため、実際に手を動かして制作技能を習得しておく必要があります。
ウェブ業界は技術の変化が早く、求められる最新技術や知識もそれに伴い変化するため、実務経験のある方は有志の勉強会に参加したり、実務経験の少ない方はWeb制作スクールに通って実務技能を学びながら試験対策を進める方が多いようです。
「ウェブデザイン技能検定試験」概要
受験資格 | 【1級】 ①7年以上のウェブの作成や運営に関する実務経験を有する者 ②職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了後、5年以上のウェブの作成や運営に関する実務経験を有する者 ③大学卒業後、3年以上のウェブの作成や運営に関する実務経験を有する者 ④高度職業訓練修了後、1年以上の実務経験(※2)を有する者 ⑤2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験(※2)を有する者 ※実技試験は、1級学科試験に合格した者 【2級】 ①2年以上のウェブの作成や運営に関する実務経験を有する者 ②職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練を終了した者 ③大学を卒業した者 ④高度職業訓練を修了した者 ⑤3級の技能検定に合格した者 【3級】 ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者 |
試験実施日 | 1級 年1回(学科11月、実技2月) 2級 年3回(9月、11月、2月) 3級 年4回(5月、9月、11月、2月) |
試験内容 | 【1級】 学科試験(多肢選択式、試験時間90分) ①インターネット概論、②ワールドワイドウェ(WWW)法務、③ウェブデザイン技術、④ウェブ標準、⑤ウェブビジュアルデザイン、⑥ウェブインフォメーションデザイン、⑦アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン、⑧ウェブサイト設計・構築技術、⑨ウェブサイト運用・管理技術、⑩安全衛生・作業環境構築 実技試験(ペーパー実技・作業実技、試験時間60分・180分) ①ウェブサイト設計・計画、ウェブサイトデザインに関する作業、②ウェブサイト設計・計画、ウェブサイトデザイン、サーバーサイドデザインに関する作業 【2級】 学科試験(多肢選択式、試験時間60分) ①インターネット概論、②ワールドワイドウェ(WWW)法務、③ウェブデザイン技術、④ウェブ標準、⑤ウェブビジュアルデザイン、⑥ウェブインフォメーションデザイン、⑦アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン、⑧ウェブサイト設計・構築技術、⑨ウェブサイト運用・管理技術、⑩安全衛生・作業環境構築 実技試験(課題選択方式、試験時間120分) ウェブサイト構築に関するデザイン作業、ウェブサイト運用・管理に関する作業 【3級】 学科試験(多肢選択式、試験時間60分) ①インターネット概論、②ワールドワイドウェブ(WWW)法務、③ウェブデザイン技術、④ウェブ標準、⑤ウェブビジュアルデザイン、⑥ウェブインフォメーションデザイン、⑦アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン、⑧ウェブサイト設計・構築技術、⑨ウェブサイト運用・管理技術、⑩安全衛生・作業環境構築 実技試験(課題選択方式、試験時間45分) ウェブサイト構築に関するデザイン作業、ウェブサイト運用・管理に関する作業 ※合格基準は、1級・2級・3級の学科・実技試験それぞれ70点以上(100点満点) |