ガス主任技術者 ![]() |
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ガス主任者は、一般家庭の燃料ガスの製造から供給まで全ての過程で、ガス工作物の工事、維持、運用等の保安監督をする仕事です。ガス事業法により、ガス事業者は事業場ごとにガス主任者を配置することが定められており、業務必須の国家資格です。試験区分は甲種・乙種・丙種に分かれています。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 7,889人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
6ヶ月 |
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年間合格者数 | 1,752人 *註1 | 資格登録者総数 | – |
合格率 | 22.2% *註1 | 平均年収 (目安) |
– |
*註1)2018年度試験実績
こんな方にオススメの資格
- ガス会社に勤務し、ステップアップを目指す方
「ガス主任技術者」資格に関する需要
一般家庭の燃料ガスの製造から供給まで全ての過程において保安監督をする仕事で、ガス主任技術者は、ガス事業者には必須の資格といえるでしょう。
オール電化や太陽光発電など、新エネルギー・代替エネルギーの傾向もありますが、ガスは依然として欠かすことのできない生活インフラであり、現場の各事業所でその安全を監督するガス主任技術者への需要も安定的に発生しています。
数字で見るガス主任技術者
ガス主任技術者試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2016年 | 2017年 | 2018年 | 対前年比 | ||
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甲種 | 受験者数 | 3,080 | 2,943 | 2,716 | -7.7% |
合格者数 | 551 | 476 | 512 | +7.6% | |
合格率 | 17.9% | 16.2% | 18.9% | ||
乙種 | 受験者数 | 2,924 | 2,423 | 2,253 | -7.0% |
合格者数 | 501 | 399 | 566 | +41.9% | |
合格率 | 17.1% | 16.5% | 25.1% | ||
丙種 | 受験者数 | 2,938 | 2,808 | 2,920 | +4.0% |
合格者数 | 939 | 701 | 674 | -3.9% | |
合格率 | 32.0% | 25.0% | 23.1% | ||
Total | 受験者数 | 8,942 | 8,174 | 7,889 | -3.5% |
合格者数 | 1,991 | 1,576 | 1,752 | +11.2% | |
合格率 | 22.3% | 19.3% | 22.2% |
政府発表の2018年賃金構造基本統計調査で、ガス業(10人以上の企業規模)の勤務状況・年収などが確認できます。
- ガス業の平均年齢は40.0歳、平均勤続年数16.7年
- ガス業の月平均労働時間164時間(超過労働9時間含む)、平均年収604.9万円(年間賞与他含む)
- ガス業[男性]の平均年齢は40.4歳、平均勤続年数17.6年
- ガス業[男性]の月平均労働時間165時間(超過労働10時間含む)、平均年収637.1万円(年間賞与他含む)
- ガス業[女性]の平均年齢は38.2歳、平均勤続年数12.6年
- ガス業[女性]の月平均労働時間160時間(超過労働6時間含む)、平均年収458.6万円(年間賞与他含む)
資格取得のポイント
受験者はガス事業所等に勤務される方がほとんどであると予想されますが、合格率は20%程度で、難関の資格です。
ガスに関する法令・理論・技術/構造など出題範囲が幅広いため、過去問で的を絞った試験対策が重要です。
なお、試験区分は以下のように定義されています。
【甲種】ガス工作物の工事、維持、運用の保安監督ができる
【乙種】最高使用圧力が中圧及び低圧のガス工作物及び特定ガス発生設備にかかわるガス工作物の工事、維持及び運用の保安監督をすることができる
【丙種】ガス事業法施行令に規定する特定ガス発生設備にかかわるガス工作物の工事、維持、運用の保安監督をすることができる
「ガス主任技術者試験」概要
受験資格 | 特になし |
試験実施日 | 年1回(9月) |
試験内容 | 【マークシート問題】(五肢択一式、試験時間120分) ①法令(16問) ②基礎(15問出題のうち10問選択) ③ガス技術(27問出題のうち20問選択) 【論述問題】(記述式、試験時間60分) ①法令(1問) ②基礎(3問出題のうち1問選択) ※試験科目の範囲は以下のとおり ・ガス事業関係法令(保安に関するものに限る。) ・ガスに関する物理及び化学理論 ・ガス工作物の工事、維持及び運用に関する技術 ・ガス工作物の構造及び機能 ・ガスの成分分析及び熱量等の測定 ・ガス器具の構造及び機能 |