クレーン・デリック運転士免許試験 ![]() |
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クレーン・デリック運転士免許は、建設現場・工場などで、クレーンやデリックを運転してつり上げ荷重が5トン以上荷物を移動するために必要な資格です。労働安全衛生法に定められた国家資格で、「クレーン限定」と「限定なし」の種別があり、ビルの建設現場や工場などで活躍します。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 25,760人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
– |
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年間合格者数 | 11,592人 *註1 | 資格登録者総数 | – |
合格率 | 45.0% *註1 | 平均年収 (目安) |
491万円 *註2 |
*註1)2017年度学科試験
註2)賃金構造基本統計調査(2018年)
註2)賃金構造基本統計調査(2018年)
こんな方にオススメの資格
- ビルの建設現場や工場での実務免許取得を目指す方
「クレーン・デリック運転士免許」資格に関する需要
建設業では、公共工事は全体的に減少傾向にありますが、2020年のオリンピック需要、震災復興工事、割合の増えている老朽化した建物の建て替えなど、今後もさまざまな建設需要が見込まれています。
多くの建築・建設現場において、さまざまな荷物の移動が必要であり、クレーン・デリック運転士への需要は大きく、ビルの工事現場や工場などで仕事の幅を大きく広げ、安定した需要が見込まれます。
数字で見るクレーン・デリック運転士免許
クレーン・デリック運転士免許試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2016年 | 2017年 | 対前年比 | ||
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学科 | 受験者数 | 20,935 | 25,760 | +23.0% |
合格者数 | 12,281 | 11,592 | -5.6% | |
合格率 | 58.7% | 45.0% | ||
実技 | 受験者数 | 3,716 | 2,994 | -19.4% |
合格者数 | 1,819 | 1,497 | -17.7% | |
合格率 | 49.0% | 50.0% |
政府発表の2018年賃金構造基本統計調査で、クレーン運転工(10人以上の企業規模)の労働時間・年収などが確認できます。
- クレーン運転工の平均年齢は43.4歳、平均勤続年数12.6年
- クレーン運転工の月平均労働時間199時間(超過労働30時間含む)、平均年収491.2万円(年間賞与他含む)
資格取得のポイント
学科と実技を合わせた合格率は20%台と、難易度は高めの資格です。
実技・学科ともに教習所で免許講習を受講した上で、学科試験ではクレーン及びデリック構造・電気・力学・法律など様々な専門知識が必要なため、相応の試験対策・学習時間が必要です。
「クレーン・デリック運転士免許試験」概要
受験資格 | 特になし |
試験実施日 | 毎月1~2回 |
試験内容 | 【クレーン・デリック運転士(限定なし)】 学科試験(試験時間150分) ①クレーン及びデリックに関する知識 ②原動機及び電気に関する知識 ③クレーン運転のために必要な力学に関する知識 ④クレーン及びデリックの関係法令 実技試験 ①クレーンの運転、②クレーン運転のための合図 【クレーン・デリック運転士(クレーン限定)】 学科試験(試験時間150分) ①クレーンに関する知識 ②原動機及び電気に関する知識 ③クレーン運転のために必要な力学に関する知識 ④クレーンの関係法令 実技試験 ①クレーンの運転、②クレーン運転のための合図 ※学科試験合格基準は、満点に対して得点率60%以上 |