医療事務技能審査試験(メディカル クラーク) ![]() |
|||
---|---|---|---|
![]() |
メディカル クラーク(医療事務技能審査試験)は、医療事務技能を証明する資格です。病院や診療所の事務は、受付、患者接遇、診療報酬請求、カルテ管理、医師の事務作業補助など質の高い専門技能力が求められています。医療機関の事務の仕事を目指すなら必須の資格で、医科・歯科に分かれています。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
|||
年間受験者数 | 約20,000人 | 所要勉強時間 (目安) |
3ヶ月~6ヶ月 |
---|---|---|---|
年間合格者数 | – | 資格登録者総数 | 約85万人 *註1 |
合格率 | 約55-70% | 平均年収 (目安) |
– |
*註1)合格者累計(2019年2月時点)
こんな方にオススメの資格
- 医療機関という安定性の高い職業を希望される方
- ライフスタイルに合わせた就業形態で働きたい方
「メディカル クラーク」資格に関する需要
日本の医療費は2017年約42兆円(同年国家予算97兆円の43%)で、医学の進歩や人口の高齢化にともない、今後も医療機関の数および医療費の増大が確実視されています。
病院、診療所、保険薬局などの医療機関で事務の仕事をする際に、「メディカル クラーク」はスキルを証明するものとして、必要不可欠の資格となっています。
医療事務の仕事は、常勤以外にも、派遣・パート・アルバイトなど働くスタイルの選択肢が広く、好不況の影響を受けにくく、長く安定して働けること点が人気を集めています。
数字で見るメディカル クラーク
医療事務技能審査試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2014年 | 2015年 | 2016年 | 対前年比 | |
---|---|---|---|---|
受験者数 | 21,803 | 24,620 | 21,789 | -11.5% |
合格率 | 67.2% | 65.2% | 63.7% |
政府発表の2018年賃金構造基本統計調査で、医療業(10人以上の企業規模)の勤務状況・年収などが確認できます。
- 医療業の平均年齢は41.0歳、平均勤続年数9.6年
- 医療業の月平均労働時間168時間(超過労働8時間含む)、平均年収495.4万円(年間賞与他含む)
- 医療業[男性]の平均年齢は41.0歳、平均勤続年数9.9年
- 医療業[男性]の月平均労働時間171時間(超過労働9時間含む)、平均年収638.5万円(年間賞与他含む)
- 医療業[女性]の平均年齢は41.0歳、平均勤続年数9.4年
- 医療業[女性]の月平均労働時間166時間(超過労働7時間含む)、平均年収441.1万円(年間賞与他含む)
資格取得のポイント
医療に関する制度や基礎知識を広く習得し、診療報酬の点数を算出する必要があります。
仕事や家事・育児の合間に、通信講座などでペースを決めて、効率的に学習を進める方が多いようです。
「医療事務技能審査試験」概要
受験資格 | 特になし |
試験実施日 | 年12回(毎月) |
試験内容 | 医科 【実技Ⅰ】患者接運筆記/記述式/2問・試験時間50分 【学科】 医療事務知識/筆記(択一式)/25問・試験時間60分 ①医療保険制度 ②高齢者医療制度 ③公費負担医療制度 ④介護保険制度 ⑤医事法規一般 ⑥医事業務 ⑦診療報酬請求業務(医科診療報酬にかかわる事項) ⑧医学一般(各器官の名称・構造・機能、人体解剖と病理、疾病の原因と治療) ⑨薬学一般(医薬品の種類と薬効分類など) ⑩診療録(医科医療用語・略語など) 【実技II】診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検/4問・試験時間70分 ①医科診療報酬明細書(出来高請求)の点検 歯科 【実技Ⅰ】患者接運筆記/記述式/2問・試験時間50分 【学科】 医療事務知識/筆記(択一式)/25問・試験時間60分 ①医療保険制度 ②高齢者医療制度 ③公費負担医療制度 ④介護保険制度 ⑤医事法規一般 ⑥医事業務 ⑦診療報酬請求業務(歯科診療報酬にかかわる事項) ⑧医学一般(口腔解剖と病理、各器官の名称・構造・機能) ⑨薬学一般(歯科用医薬品の種類と薬効分類など) ⑩診療録(歯科医療用語・略語など) 【実技II】診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検/4問・試験時間70分 ①歯科診療報酬明細書(出来高請求)の点検 ※学科と実技Ⅱは、参考資料の閲覧できる ※合格基準は、学科・実技Ⅰ・実技Ⅱそれぞれが満点の70%以上の得点 |