不動産コンサルティング技能試験 ![]() |
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不動産コンサルテイング技能試験は、不動産の有効活用や取得・処分・相続等に関するアドバイス等ができる高い専門知識と技能を認定する試験です。不動産の流動化・証券化など単純な売買、賃貸に留まらない多種多様な不動産ニーズが増加する中で、不動産の専門家資格として注目されています。国土交通大臣認定の民間資格で、技能試験合格と所定の実務経験により「公認 不動産コンサルティングマスター」として認定されます。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 1,393人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
3ヶ月~6ヶ月 |
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年間合格者数 | 589人 *註1 | 資格登録者総数 | 37,643人 *註2 |
合格率 | 42.3% *註1 | 平均年収 (目安) |
– |
*註1)2018年度実績
註2)2018年末までの合格者累計
註2)2018年末までの合格者累計
こんな方にオススメの資格
- 不動産の専門家としてキャリアアップを目指す方
「不動産コンサルテイングマスター」資格に関する需要
社会経済環境の変化と同時に、不動産の流動化・証券化の進展など不動産に関する法律・制度も大きく変化しており、不動産に関するニーズは多種多様になっています。
所有不動産の立て替え・相続・節税対策や、不動産投資など、不動産コンサルティングの有効性・重要性は増しており、独占業務のない民間資格ですが、「宅建」「不動産鑑定士」「一級建築士」の方のダブルライセンスの有力候補といえるでしょう。
数字で見る不動産コンサルティング技能試験
公認不動産コンサルティング技能試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 対前年比 | |
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受験者数 | 1,304 | 1,404 | 1,393 | -0.8% |
合格者数 | 648 | 608 | 589 | -3.1% |
合格率 | 49.7% | 43.3% | 42.3% |
政府発表の2018年賃金構造基本統計調査で、不動産取引業(10人以上の企業規模)の勤務状況・年収などが確認できます。
- 不動産取引業の平均年齢は40.1歳、平均勤続年数9.6年
- 不動産取引業の月平均労働時間176時間(超過労働10時間含む)、平均年収570.1万円(年間賞与他含む)
- 不動産取引業[男性]の平均年齢は41.2歳、平均勤続年数10.5年
- 不動産取引業[男性]の月平均労働時間179時間(超過労働10時間含む)、平均年収648.8万円(年間賞与他含む)
- 不動産取引業[女性]の平均年齢は37.9歳、平均勤続年数7.7年
- 不動産取引業[女性]の月平均労働時間172時間(超過労働9時間含む)、平均年収408.1万円(年間賞与他含む)
資格取得のポイント
受験資格は「宅建」「不動産鑑定士」「一級建築士」の資格取得者となっています。
一定以上の知識・実務経験を持つ方が対象で、合格率も50%を超える資格ですが、試験科目も多く、マーク試験と記述試験があるため、法律・制度の知識の確認などを中心に市販テキスト・過去問を用いて試験対策する必要があります。
「不動産コンサルティング技能試験」概要
受験資格 | ①宅地建物取引主任者資格登録者で、現に宅地建物取引業に従事している、 または今後従事しようとする方 ②不動産鑑定士で、現に不動産鑑定業に従事している、または今後従事しようとする方 ③一級建築士で、現に建築設計業工事監理業等に従事している、または今後従事しようと する方 |
試験実施日 | 年1回(11月) |
試験内容 | 【択一式試験】(四肢択一式、50問、試験時間90分) ①事業、②経済、③金融、④税制、⑤建築、⑥法律 の必須6科目 【記述式試験】(必修科目4問・選択科目1問の計5問、試験時間120分) 必修科目:「実務」「事業」「経済」 選択科目:「金融」「税制」「建築」「法律」のうち1科目選択 ※技能試験に合格後、①~③の受験資格の登録後5年以上の実務経験を満たした者が 不動産流通近代化センターにより「不動産コンサルティングマイスター」認定される |