介護福祉士 ![]() |
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介護福祉士は、「専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行う」国家資格です。在宅や施設における介護の充実強化を図り、国民の福祉向上を目的に設けられた資格で、年配の方や障碍者の方の日常生活を支援します。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 92,654人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
6ヶ月 |
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年間合格者数 | 65,574人 *註1 | 資格登録者総数 | 1,624,319人 *註2 |
合格率 | 70.8% *註1 | 平均年収 (目安) |
340万円 *註3 |
註2)2019年1月時点の登録者数
註3)賃金構造基本統計調査(2018年)
こんな方にオススメの資格
- 社会的な課題である「介護」の最前線で、社会貢献したい方
- 専門的知識・技術をもって、「介護」の仕事に取り組みたい方
「介護福祉士」資格の需要・メリット・将来性
厚生労働省の発表では、2025年に65歳以上高齢者が日本の全人口の1/3を占めるとされており、世界でも他に例のないスピードで高齢化が進展しています。
介護保険制度は2000年から開始されましたが、制度見直しが5年に1回、報酬見直しが3年に1回実施されており、今後も需要の拡大に合わせた制度の拡充が見込まれます。
介護福祉士は、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・病院・デイケアセンターなどの社会福祉施設に所属し、介護者に対して介護に関する指導・支援を行う「介護現場の専門家」として期待が大きいです。
急速な高齢化の進展、メディア等でも「介護人材の深刻な不足」が騒がれているように、今後更に需要が高まることは確実です。
厚生省は介護職員に対する介護福祉士資格取得の受験義務付け方針を打ち出していて(人手不足加速を懸念する声が強いため、2022年までの義務付けが延期が決定しています)、介護現場で働く方の必須の資格です。
仕事のやりがい
- 介護の最前線で介護者の日常生活を支援することで、介護者やご家族の方に、喜んでもらえる・感謝してもらえること
数字で見る介護福祉士
内訳 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 対前年比 |
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受験者数 | 152,573 | 76,323 | 92,654 | +21.4% |
合格者数 | 88,300 | 55,031 | 65,574 | +19.2% |
合格率 | 57.9% | 72.1% | 70.8% |
2018年試験結果発表で、合格者の内訳が確認できます。
- 合格者の年齢は、41-50歳(27.8%)、21-30歳(25.4%)、31-40歳(20.9%)の順
- 合格者の男女比は、男性29.5%、女性70.5%
また、政府発表の2018年賃金構造基本統計調査で、福祉施設介護員(企業規模10人以上に所属)の労働時間・年収などが確認できます。
- 福祉施設介護員の平均年齢は41.9歳、平均勤続年数7.0年
- 福祉施設介護員の月平均労働時間170時間(超過労働5時間含む)、平均年収339.6万円(年間賞与他含む)
厚生労働省の2017年介護従業者調査でも、介護福祉士資格の月収が調査が示されています。
- 介護福祉士は、平均勤続年数8.0年、月給与310,260円
- 保有資格なし介護職員は、平均勤続年数4.4年、月給与260,560円
「介護福祉士」資格取得のポイント
介護福祉士の資格を取得するためには、①専門学校などの養成施設を卒業、②3年以上介護の実務を経験して国家試験に合格、③福祉系高校を卒業して国家試験に合格、の3つがあります。
マークシート式試験で、一定量の知識の理解・暗記が必要です。普段の介護現場の業務ではカバーできない、介護の歴史・法律などに関しても出題されるため、多忙な介護現場の仕事と並行して資格取得のための勉強時間をいかに確保するかがポイントです。
「介護福祉士国家試験」概要
受験資格 | ①介護等の業務に、3年以上(実働日数が540日以上)従事した者 ②高等学校もしくは高等学校等の専攻科において、福祉に関する所定の教科目を修めて卒業した者(卒業見込みの者を含む) ③特例高等学校(専攻科を含む)において、福祉に関する所定の教科目及び単位を修めて卒業した後、介護等の業務に9ヶ月以上(実働日数135日以上)従事した者 |
申込期間 | 8月上旬~9月上旬 |
試験実施日 | 年1回 (筆記1月下旬、実技3月上旬) |
受験料 | 15,300円 |
合格発表 | 3月下旬 |
試験内容 | 【筆記試験】(マークシート式120問・120点満点) [領域:人間と社会] ①人間の尊厳と自立、②人間関係とコミュニケーション、③社会の理解 [領域:介護] ④介護の基本、⑤コミュニケーション技術、⑥生活支援技術、⑦介護週程 [領域:こころとからだのしくみ] ⑧発達と老化の理解、⑨認知症の理解、⑩障害の理解、⑪こころとからだのしくみ [総合問題] ⑫総合問題 【実技試験】 介護等に関する専門的技能 ※実技試験は、筆記試験合格者のみ。「実務経験3年以上」の方、および介護時術研修・実務者研修の終了・申請で実務試験免除あり ※筆記試験・実技試験とも、合格基準は60%程度 |
有効期間 | なし(更新不要) |
介護福祉士と相乗効果が見込める資格
- ケアマネージャー(介護支援専門員)・社会福祉士など、介護・福祉系の資格
「介護福祉士」資格の通信講座・通学講座
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