刑務官 【公務員採用試験】 | |||
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刑務官は、非行を犯した少年や受刑者への指導、社会復帰実現ヘ向けたさまざまな処遇を行う法務省矯正局の国家公務員です。刑務所や少年刑務所での保安・警備のほか、受刑者への生活指導・職業訓練指導・面接・相談・助言などの業務を行います。2011年に新設された、人間科学の知識が必要な国家公務員試験です。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 6,012人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
1年 |
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年間合格者数 | 1,243人 *註1 | 資格登録者総数 | – |
合格率 | 20.7% *註1 | 平均年収 (目安) |
500万円~600万円 |
*註1)2013年度実績
こんな方にオススメの資格
- 人の社会復帰を支援する仕事を希望する方
- 将来の安定した公務員職を目指す方
「刑務官」の仕事に関する需要
2013年の法務省矯正局公表では、刑務所と拘置所の収容人数は約6万人、施設数は約200、
従事する刑務官約1.6万人となっています。
収容人数は増加傾向にある一方で、国家公務員であるため募集人数は行政方針に左右されます。
受刑者を指導・支援する大変厳しい仕事ですが、国家公務員希望者も増加しており、
今後も一定の需要が見込まれます。
数字で見る刑務官
刑務官採用試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 対前年比 | ||
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刑務官 採用試験 | 受験者数 | 6,967 | 9,922 | 6,012 | -39.4% |
合格者数 | 1,847 | 963 | 1,243 | +29.1% | |
合格率 | 26.5% | 9.7% | 20.7% |
試験合格のポイント
試験内容は「高等学校卒業程度」とされていますが、刑務官試験専用の参考書・テキストがない
ため、国家公務員一般職試験・地方初級公務員試験・警察官試験の高卒向け参考書や講座を利用
して、試験学習を進める必要があります。
基礎能力の他、作文や人物試験も重視されるため、これらの対策も必要です。
「刑務官採用試験」概要
受験資格 | 【刑務A・刑務A(武道)】17歳以上29歳未満の男子 【刑務B・刑務B(武道)】17歳以上29歳未満の女子 【刑務A (社会人)・刑務B(社会人)】 40歳未満の男子・女子で、刑務A・刑務A(武道)、刑務B・刑務B(武道)に 規定する受験資格を有しなくなった者 |
試験実施日 | 年1回(1次9月・2次10月) |
試験内容 | 【刑務A・刑務A (武道)・刑務B・刑務B (武道)】 1次試験 ①基礎能力試験(多肢選択式、40題、90分) ②作文試験(1題、50分) ③実技試験:柔道または剣道 2次試験 ①人物試験 人柄、対人的能力芯どについての個別面接 ②身体検査 主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む)、血圧、尿、その他一般内科系検 ③身体測定 身長、体重、視力についての測定 【刑務A・刑務A(社会人)・刑務B・刑務B(社会人)】 1次試験 ①基礎能力試験(多肢選択式、40題、90分) ②作文試験(1題、50分) 2次試験 ①人物試験 人柄、対人的能力芯どについての個別面接 ②身体検査 主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む)、血圧、尿、その他一般内科系検 ③身体測定 身長、体重、視力についての測定 ④体力検査 ※高等学校卒業程度 ※身体測定で次のいずれかに該当すると不合格となる ・身長が男子160cm、女子148cmに満たない ・体重が男子47kg、女子40kgに満たない ・裸眼視力がどちらか1眼でも0.6に満たない (ただし、両眼で矯正視力が1.0以上であれば差し支えない) ・四肢の運動機能に異常がある |