動物看護士 ![]() |
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動物看護師は、動物病院で手術準備、入院する動物の世話や健康管理など、獣医師を補助する仕事です。公的資格ではなく、各種団体が独自に育成・資格付与してきましたが、動物看護師統一認定機構によって、2013年2月から新制度のもとで統一試験が開始されました。統一試験は、動物看護、関係法規、動物行動学など動物看護に関わる幅広い分野から出題され、試験に合格すると「認定動物看護師」として認定されます。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 2,333人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
6ヶ月~1年 |
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年間合格者数 | 2,017人 *註1 | 資格登録者総数 | – |
合格率 | 86.5% *註1 | 平均年収 (目安) |
– |
*註1)2018年度実績
こんな方にオススメの資格
- 動物好きで、動物病院での仕事を希望する方
- ペットに関わるお仕事をされている方
「動物看護師」資格に関する需要
2018年度のペットフード協会の調査によると、
全国の犬・猫の飼育数は1855.2万頭(犬890.3万頭、猫964.9万頭)となっています。
特徴として、室内で飼う小型のペットが増加し、ペットも家族の一員として一緒に生活する傾向が強くなっており、ペットの健康・病気に対する社会的な問題意識も高くなっています。
動物看護の専門知識を持ち、獣医療の現場で獣医をサポートする動物看護士は、今後ますます重要性を増していくことでしょう。
数字で見る動物看護士
動物看護師統一認定試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2016年 | 2017年 | 2018年 | 対前年比 | |
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受験者数 | 2,323 | 2,406 | 2,333 | -3.0% |
合格者数 | 1,961 | 2,011 | 2,017 | +0.3% |
合格率 | 84.4% | 83.6% | 86.5% |
資格取得のポイント
動物看護師統一認定機構による「認定動物看護士」の場合は、機構が推奨する機関で動物看護について学ぶことが受験資格となっています。
統一機構とは別の動物看護の資格の中には、通学・通信講座で取得できるものもあります。
動物看護関連の資格を、自分の資格取得に使える時間・金額を考慮しながら、慎重に比較検討する必要があります。
「動物看護師統一認定試験」概要
受験資格 | ・動物看護師統一認定機構が推奨したコアカリキュラムに基づく「動物看護学」を教育する学科あるいはコースを有する専修学校専門課程あるいは大学において、認定動物看護師になるのに必要単位数または必要時間数を正規課程で修めた者(試験実施年3月31日迄に修める見込みの者を含む) ・動物看護師統一認定機構の受験資格審査により個別に認めた者 |
試験実施日 | 年1回(2月または3月) |
試験内容 | 【一般問題】(五肢択一式90問、試験時間100分) 【実地問題】(五肢択一式30問、試験時間40分) ※図表、写真または動画を使用した問題 試験分野は以下のとおり ①基礎動物看護学Ⅰ 解剖学・生理学、病理学(基本病変)、薬理学、動物遺伝学、動物行動学、放射線学、 免疫学、微生物学、寄生虫病学、公衆衛生学、毒性学、繁殖学、野生動物学 ②基礎動物看護学Ⅱ 動物看護の基本概念・職業倫理、動物福祉・関係法規、動物看護の展開、 共通の基本看護技術、診療に伴う動物看護技術 ③応用動物看護学I 受付業務、外来診療看護業務、入院診療看護業務、周術期看護関連業務、 環境整備看護業務、動物栄養学、救命救急時の動物看護、終末期動物患者の看護、 予防動物看護、対象動物別の看護、パピ一(子犬子猫)の看護、シニア(老犬老猫)の看護 ④応用動物看護学Ⅱ 内科系疾患、心・脈管疾患、内分泌-栄養代謝疾患、泌尿器疾患、アレルギー-免疫疾患、 呼吸器疾患、脳・神経疾患、歯口腔疾患、皮膚疾患、生殖器疾患、眼科疾患、 耳鼻咽喉疾患 |
「動物看護士」資格の通信講座・通学講座
スクール名 | 種別 | コース名 | 期間 | 費用 | 特徴 |
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![]() | 通信 | 動物看護士講座 | 4ヶ月 | 79,000円~ | ペットの健康を守るための知識や、動物看護・医療の最新情報が学べる日本ペット技能検定協会認定の講座。専門学校で扱う教材を使い、通信講座で「小動物看護士」の資格が取得できる |