土地家屋調査士 ![]() |
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土地家屋調査士は、土地や建物の所有者に代わって調査や測量を精密に行い、用途を調べて図面を作って法務省に登記申請の手続を行う独占業務が認められています。不動産表示登記のスペシャリストとして、土地や建物に関するさまざまな相談にも応じます。独立開業も可能なため、人気の国家資格です。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 4,380人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
1~2年 |
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年間合格者数 | 418人 *註1 | 資格登録者総数 | 17,000人 *註2 |
合格率 | 9.5% *註1 | 平均年収 (目安) |
1,000万円 *註3 |
*註1)2018年度実績
註2)全国の土地家屋調査会の会員数合計(2017年時点)
註3)日本土地家屋調査士連合会調査
註2)全国の土地家屋調査会の会員数合計(2017年時点)
註3)日本土地家屋調査士連合会調査
こんな方にオススメの資格
- 不動産関連で、独占業務のある国家資格取得を目指す方
- 不動産関連の仕事で将来的に独立開業を目指す方
「土地家屋調査士」資格に関する需要
土地家屋調査士の仕事は、家屋を取り壊したり、土地の用途が変わったりした際に、不動産登記簿の記録を変更しなければならない需要が発生します。
従来は「マイホーム」ブームやマンション建築ラッシュによる新築が主体でしたが、今後は建て替え需要が中心になると思われます。
日本の人口は減少に向かっており、建物総数が今後も増加するといった楽観的な見方はできませんが、土地家屋調査士の顧客も個人から不動産会社・自治体まで幅広く、リフォーム需要の増加が見込まれ、独占業務が認めらていることなどを考慮すると、安定して底堅い需要が見込める仕事といえるでしょう。
仕事のやりがい
- 長く後世に残る建設物に深く関わることができる点
- 依頼者の資産を守る仕事を通じて、依頼者に感謝の言葉をもらえること
数字で見る土地家屋調査士
土地家屋調査士試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 対前年比 | |
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受験者数 | 4,506 | 4,600 | 4,380 | -4.8% |
合格者数 | 402 | 400 | 418 | +4.5% |
合格率 | 8.9% | 8.7% | 9.5% |
法務省の2018年試験結果発表で、合格者の平均年齢・男女比が確認できます。
- 合格者の平均年齢40.2歳、最低年齢19歳・最高年齢70歳
- 合格者の男女比は、男性93.5%、女性6.5%
資格取得のポイント
合格率が10%を切る、難易度の高い資格です。
午前の部の難易度が高く、「測量士」「測量士補」「建築士(1級または2級)」の資格を取得しておくと午前の部の試験が免除されるため、多くの方が先にこれらの資格を先に取得されています。
専門知識を効率的に習得する必要があること、また書式問題の作図問題対策が必要であるため、独学よりもスクールや通信講座で短期合格を目指す方が大半です。
「土地家屋調査士試験」概要
受験資格 | 特になし |
試験実施日 | 年1回(筆記8月、口述11月) |
試験内容 | 【筆記試験・午前の部】(多肢択一式および記述式、試験時間120分) 不動産の表示に関する登記につき必要と認められる事項で、次に掲げるもの ①平面測量(卜ランシットおよび平板を用いる図根測量を含む) ②作図(縮図および伸図芯5びにこれに伴う地図の表現の変更に関する作業を含む) 【筆記試験・午後の部】(多肢択一式および記述式、試験時間150分) 不動産の表示に関する登記につき必要と認められる事項で、次に掲げるもの ①民法に関する知識 ②登記の申請手続き(登記申請書の作成に関するものを含む)および審査請求の手続き に関する知識 ③土地家屋調査土法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに 必要な知識および能力 【口述試験】 筆記・午後の部に掲げる同ーの科目について行う ※口述試験は、筆記試験合格者のみ実施 ※筆記試験は午前の部および午後の部とも多肢択一式問題および記述式問題の答案が それぞれ一定の基準点に達しない場合には、総得点にかかわらず、不合格となる |
「土地家屋調査士」資格の通信講座・通学講座
スクール名 | 種別 | コース名 | 期間 | 費用 | 特徴 |
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![]() | 通信 | 土地家屋調査士 一発合格講座 (Web) | 全69回 | 217,600円~ | 全体構造編(理論6回・書式10回)、徹底解析編(理論36回・書式15回・演習2回)と体系的に学習できるように配慮されたカリキュラム |
![]() | 通信 | 土地家屋調査士 新・最短合格講座 (Web) | 全49回 | 361,200円~ | オリジナルの「択一攻略ノート」「書式攻略ノート」に基づく通信専用講義と、多くの合格者を輩出している名門講座「実戦答練」が特徴 |