消防設備士 ![]() |
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消防設備士は、消火器・火災報知器・スプリンクラー設備等の工事や点検・点検を行うスベシャリストです。甲種と乙種があり、甲種は工事整備対象設備等の工事・整備等、乙種は整備などを行います。また工事整備対象設備等の種類別に、甲種は特類・第1類から第5類まで、乙種は第1類から第7類に分かれいます。消防法を根拠とした、国家資格です。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 54,378人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
6ヶ月 |
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年間合格者数 | 19,214人 *註1 | 資格登録者総数 | – |
合格率 | 35.3% *註1 | 平均年収 (目安) |
– |
*註1)2018年度実績
こんな方にオススメの資格
- 劇場、デパート、ホテルなどの建物の消防用設備等の工事・点検・整備を行う立場の方
- 企業の総務部など防災関連のお仕事をされる立場の方
「消防設備士」資格に関する需要
消防法により、建物の所有者は防災のための各種点検・整備を行う必要があり、消防設備士は従来から一定の需要がある仕事です。
消防設備に限らず、他の建物設備も扱うことのできる他の技能資格と組み合わせることで、より建物設備のスペシャリストとして強力な武器になると思われます。
数字で見る消防設備士
消防設備士試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2017年 | 2018年 | 対前年比 | ||
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甲種特類 | 受験者 | 828 | 782 | -5.6% |
合格者 | 199 | 187 | -6.0% | |
合格率 | 24.0% | 23.9% | ||
甲種1類 | 受験者 | 7,772 | 7,061 | -9.1% |
合格者 | 2179 | 1942 | -10.9% | |
合格率 | 28.0% | 27.5% | ||
甲種2類 | 受験者 | 2,275 | 2,255 | -0.9% |
合格者 | 852 | 807 | -5.3% | |
合格率 | 37.5% | 35.8% | ||
甲種3類 | 受験者 | 2,343 | 2,385 | +1.8% |
合格者 | 766 | 907 | +18.4% | |
合格率 | 32.7% | 38.0% | ||
甲種4類 | 受験者 | 13,171 | 12,133 | -7.9% |
合格者 | 4055 | 3768 | -7.1% | |
合格率 | 30.8% | 31.1% | ||
甲種5類 | 受験者 | 2,358 | 2,269 | -3.8% |
合格者 | 879 | 747 | -15.0% | |
合格率 | 37.3% | 32.9% | ||
甲種全体 | 受験者 | 28,747 | 26,885 | -6.5% |
合格者 | 8930 | 8358 | -6.4% | |
合格率 | 31.1% | 31.1% | ||
乙種1類 | 受験者 | 1,675 | 1,462 | -12.7% |
合格者 | 504 | 436 | -13.5% | |
合格率 | 30.1% | 29.8% | ||
乙種2類 | 受験者 | 492 | 414 | -15.9% |
合格者 | 184 | 154 | -16.3% | |
合格率 | 37.4% | 37.2% | ||
乙種3類 | 受験者 | 562 | 504 | -10.3% |
合格者 | 157 | 179 | 14.0% | |
合格率 | 27.9% | 35.5% | ||
乙種4類 | 受験者 | 6,607 | 6,361 | -3.7% |
合格者 | 2248 | 2104 | -6.4% | |
合格率 | 34.0% | 33.1% | ||
乙種5類 | 受験者 | 630 | 595 | -5.6% |
合格者 | 274 | 227 | -17.2% | |
合格率 | 43.5% | 38.2% | ||
乙種6類 | 受験者 | 14,396 | 14,785 | +2.7% |
合格者 | 5369 | 5778 | +7.6% | |
合格率 | 37.3% | 39.1% | ||
乙種7類 | 受験者 | 3,755 | 3,372 | -10.2% |
合格者 | 2204 | 1978 | -10.3% | |
合格率 | 58.7% | 58.7% | ||
乙種全体 | 受験者 | 28,117 | 27,493 | -2.2% |
合格者 | 10940 | 10856 | -0.8% | |
合格率 | 38.9% | 39.5% | ||
Total | 受験者 | 56,864 | 54,378 | -4.4% |
合格者 | 19870 | 19214 | -3.3% | |
合格率 | 34.9% | 35.3% |
資格取得のポイント
独学で対策される方が多いようです。
筆記試験の他、実技試験(製図試験)もあるのがポイントです。筆記試験は暗記項目が多いため、できるかぎり実際の設備を見て確認しながら効率的に知識を習得すると同時に、実技対策は製図をテキスト等を使ってある程度のパターンの慣れておく必要があります。
「消防設備士試験」概要
受験資格 | 【甲種特類】 甲種第1類から第3類までのいずれか1つ、および甲種第4類と第5類を合わせて 3種類以上の免状の交付を受けている者 【甲種】 ①大学、短大、高専で機械、電気、工業化学、土木又は建築に関する 学科又は課程を修めて卒業した者 ②乙種消防設備士の免状の交付を受けた後、2年以上の工事整備対象設備等 の整備実務経験がある者 ③大学、高専又は専修学校で機械、電気、工業化学、土木又は建築に関する 授業科目を雇修して15単位以上修得した者 ④技術士等の2次試験合格者 ⑤電気工事士 ⑥電気主任技術者 等のいずれかに該当する者 【乙種】特になし |
試験実施日 | 甲種・乙種ともに、都道府県ごと1~3ヶ月に1回 |
試験内容 | 【甲種特類】 筆記試験(マークシート式) ①消防関係法令、②工事整備対象設備等の構造、機能及び工事又は整備の方法、 ③工事整備対象設備等の性能に関する火災及び防火にかかわる知識 実技試験なし 【甲種】 筆記試験(マークシート式) ①消防関係法令、①機械又は電気に関する基礎的知識、 ③受験にかかわる消防用設備等の構造、機能及び工事又は整備の方法 実技試験(写真・イラスト・図面等による記述式、および製図) ①受験にかかわる消防用設備等に関する鑑別等、 ②受験にかかわる消防用設備等に関する製図 【乙種】 筆記試験(マークシート式) ①消防関係法令、①機械又は電気に関する基礎的知識、 ③受験にかかわる消防用設備等の構造、機能及び整備の方法 実技試験(写真・イラスト・図面等による記述式) 受験にかかわる消防用設備等に関する鑑別、など |