看護師 ![]() |
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看護師は、病気やケガなどで治療を受けている患者の世話をしたり、医師の指示のもとで診療の補助、疾病の予防や健康の維持増進を目的とした教育を行います。厚生省監修の国家資格で、試験合格の後に免許申請を行い、厚生労働省で管理する有資格者の籍簿に登録されます。(都道府県知事免許で、医師・看護師の指示で業務をする准看護師とは異なります) |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 64,488人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
3~6ヶ月 |
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年間合格者数 | 58,682人 *註1 | 資格登録者総数 | 1,558,340人 *註2 |
合格率 | 91.0% *註1 | 平均年収 (目安) |
480万円 *註3 |
*註1)2018年度実績
註2)2016年日本看護協会・就業看護師数
註3)賃金構造基本統計調査(2018年)
註2)2016年日本看護協会・就業看護師数
註3)賃金構造基本統計調査(2018年)
こんな方にオススメの資格
- 結婚・出産後も働き続けられる一生モノの資格取得を目指す方
- 「病気やケガで苦しんでいる人を助けたい」という気持ちが人一倍強い方
「看護師」資格に関する需要
厚生労働省の発表では、2025年に65歳以上高齢者が日本の全人口の1/3を占めるとされており、世界でも他に例のない高齢化が進展しています。
高齢化と歩調を合わせる形で、日本の医療費は2017年に約42兆円(同年国家予算97兆円の43%)で、医学の進歩や人口の高齢化にともない、今後も医療費の増大が確実視されています。
医療の高度化・専門分化、医師業務の看護師への解禁の流れもあり、医療の現場を支える看護師への需要と重要性はますます増えていくと思います。
仕事のやりがい
- 患者やご家族の方に、喜んでもらえる・感謝してもらえること
- 日々高度化する医療の現場で、専門家・チームの一員として、人の役に立ちながら成長を実感できること
数字で見る看護師
看護師国家試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2016年 | 2017年 | 2018年 | 対前年比 | |
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受験者数 | 62,154 | 62,534 | 64,488 | +3.1% |
合格者数 | 55,585 | 55,367 | 58,682 | +6.0% |
合格率 | 89.4% | 88.5% | 91.0% |
政府発表の2018年賃金構造基本統計調査で、看護師の労働時間・年収などが確認できます。
- 看護師の平均年齢は39.3歳、平均勤続年数8.2年
- 看護師の月平均労働時間165時間(超過労働7時間含む)、平均年収480万円(年間賞与他含む)
資格取得のポイント
看護大学や看護専門学校などに入学て勉強し、国家試験の受験資格を得る必要があります。
合格率は高い国家試験ですが、年1度の試験のため、1回で合格するための周到な準備が必要です。
「看護師国家試験」概要
受験資格 | ①文部科学大臣の指定の大学(短期大学を除く)において看護師になるのに必要な学科を修めて卒業した者その他3年以上当該学科を修めた者 ②文部科学大臣の指定の学校において3年以上看護師になるのに必要な学科を修めた者 ③厚生労働大臣の指定した看護師養成所を卒業した者(卒業する見込みの者を含む) ④免許を得た後3年以上業務に従事している准看護師又は高等学校若しくは中等教育学校を卒業している准看護師であって、指定学校又は指定養成所において2年以上修業した者 ⑤外国の看護師学校を卒業し、又は外国において看護師免許を得た者であって、厚生労働大臣が①から③までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めた者 ⑥日本国とインドネシア共和国との間の協定に基づき、日本語の語学研修及び看護導入研修を受け、かつ、研修の終了後、病院において看護師の監督の下で国家資格取得を目的として 就労している外国人看護師候補者で、厚生労働大臣が①から③までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めた者 ⑦日本国とフィリピン共和国との間の協定に基づき、日本語の語学研修及び看護導入研修を受け、かつ、研修の終了後、病院において看護師の監督の下で国家資格取得を目的として就労している外国人看護師候補者で、厚生労働大臣が①から③までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めた者 ⑧日本国とベトナム社会主義共和国との間の協定に基づき、日本語の語学研修及び看護導入研修を受け、かつ、研修の終了後、病院において看護師の監督の下で国家資格取得を目的として就労している外国人看護師候補者で、厚生労働大臣が①から③までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めた者 ⑨過去に⑥又は⑦により受験資格を認められた者 ⑩保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律(昭和26年法律第147号)附則第8項に規定する者 |
申込期間 | 11月中旬~12月上旬 |
試験実施日 | 年1回(2月中旬) |
試験内容 | 【午前・午後とも、160分・120問・マークシート式】 ①人体の構造と機能 ②疾病の成り立ちと回復の促進 ③健康支援と社会保障制度 ④基礎看護学 ⑤成人看護学 ⑥老年看護学 ⑦小児看護学 ⑧母性看護学 ⑨精神看護学 ⑩在宅看護論 ⑪看護の統合と実践 ※合格基準は、必修問題50問80%以上正解、一般問題+状況設定問題190問で55%-70%正解(難易度により変動) |
有効期間 | なし(更新不要) |