税理士 ![]() |
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税理士は、税務の代理、税務書類の作成、税務相談という三つの独占業務を持つ専門家資格です。国と納税者(企業・個人)の間に立って、税務に関する相談・手続きを行うほか、税務に関連するコンサルティング業務も増えてきています。資格を取得された方の8割が独立開業されています。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 30,850人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
5,000時間 |
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年間合格者数 | 4,716人 *註1 | 資格登録者総数 | 77,903人 *註2 |
合格率 | 15.3% | 平均年収 (目安) |
892万円 *註3 |
*註1)2018年度実績
註2)日本税理士会連合会の登録者数(2019年2月時点)
註3)賃金構造基本統計調査(2018年)
註2)日本税理士会連合会の登録者数(2019年2月時点)
註3)賃金構造基本統計調査(2018年)
こんな方にオススメの資格
- 独占業務のある国家資格を取得し、独立したい方
- 女性の開業率も高く、女性も働きやすい仕事として注目されています
「税理士」資格に関する需要
ITの進化により税務申請書類の作成代行などの業務自体は減少傾向にありますが、企業の税務相談、中小企業の経理業務IT化・電子申告などの導入サポート、コンサルティングなど、企業と接点を持つ強みを生かして活躍できるフィールドは広がっています。
特に、相続・税金の個別相談ニーズが強い、日本の企業の95%以上を占める中小企業・経営者との関係性が非常に強く、税理士はベンチャー・中小企業の成長・存続を支えるエキスパートとしての需要は今後更に高くなると予想されます。
仕事のやりがい
- 「税務書類の作成」、「税務代理」、「税務相談」の3つの独占業務の他、「会計業務・コンサルティング業務」、「補佐人制度」、「外部監査」などの付随業務もあります。
- 中小企業との接点が強いため、中小企業の社長の悩みを聞くことも多いようです。アドバイスによって会社の業績や状況が改善し、企業・社長から感謝されることが嬉しく、やりがいを感じるそうです。
数字で見る税理士
税理士試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2016年 | 2017年 | 2018年 | 対前年比 | ||
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簿記論 | 受験者数 | 13,936 | 12,775 | 11,941 | -6.5% |
合格者数 | 1,753 | 1,819 | 1,770 | -2.7% | |
合格率 | 12.6% | 14.2% | 14.8% | ||
財務諸表論 | 受験者数 | 11,420 | 10,424 | 8,817 | -15.4% |
合格者数 | 1,749 | 3,081 | 1,179 | -61.7% | |
合格率 | 15.3% | 29.6% | 13.4% | ||
所得税法 | 受験者数 | 1,891 | 1,787 | 1,704 | -4.6% |
合格者数 | 253 | 233 | 209 | -10.3% | |
合格率 | 13.4% | 13.0% | 12.3% | ||
法人税法 | 受験者数 | 5,642 | 5,133 | 4,681 | -8.8% |
合格者数 | 655 | 619 | 542 | -12.4% | |
合格率 | 11.6% | 12.1% | 11.6% | ||
相続税法 | 受験者数 | 3,636 | 3,303 | 3,089 | -6.5% |
合格者数 | 454 | 400 | 363 | -9.3% | |
合格率 | 12.5% | 12.1% | 11.8% | ||
消費税法 | 受験者数 | 8,508 | 7,979 | 7,859 | -1.5% |
合格者数 | 1,104 | 1,065 | 833 | -21.8% | |
合格率 | 13.0% | 13.3% | 10.6% | ||
酒税法 | 受験者数 | 669 | 623 | 546 | -12.4% |
合格者数 | 84 | 76 | 70 | -7.9% | |
合格率 | 12.6% | 12.2% | 12.8% | ||
国税徴収法 | 受験者数 | 1,481 | 1,643 | 1,703 | +3.7% |
合格者数 | 171 | 191 | 182 | -4.7% | |
合格率 | 11.5% | 11.6% | 10.7% | ||
住民税 | 受験者数 | 549 | 456 | 460 | +0.9% |
合格者数 | 64 | 65 | 62 | -4.6% | |
合格率 | 11.7% | 14.3% | 13.5% | ||
事業税 | 受験者数 | 566 | 496 | 418 | -15.7% |
合格者数 | 73 | 59 | 46 | -22.0% | |
合格率 | 12.9% | 11.9% | 11.0% | ||
固定資産税 | 受験者数 | 947 | 843 | 845 | +0.2% |
合格者数 | 138 | 112 | 126 | +12.5% | |
合格率 | 14.6% | 13.3% | 14.9% | ||
全体(のべ) | 受験者数 | 49,245 | 45,462 | 42,063 | -7.5% |
合格者数 | 6,498 | 7,720 | 5,382 | -30.3% | |
合格率 | 13.2% | 17.0% | 12.8% | ||
全体 | 受験者数 | 35,589 | 32,949 | 30,850 | -6.4% |
合格者数 | 5,638 | 6,634 | 4,716 | -28.9% | |
合格率 | 15.8% | 20.1% | 15.3% |
国税庁の2018年度試験実績データで、合格者の内訳が確認できます。
- 合格者の年齢内訳は41歳以上36.8%、36-40歳21.1%、31-35歳19.8%、26-30歳14.7%
- 合格者の男女比率は、男性74.6%、女性25.4%
政府発表の2018年賃金構造基本統計調査で、税理士・公認会計士(企業規模10人以上に所属)の労働時間・年収などが確認できます。
- 税理士・公認会計士の平均年齢は38.6歳、平均勤続年数10.5年
- 税理士・公認会計士の月平均労働時間182時間(超過労働21時間含む)、平均年収891.9万円(年間賞与他含む)
資格取得のポイント
税理士試験は、全11科目の中で5科目を合格する必要があります。
科目別合格制度が特徴ですが、相当の勉強量が必要とされるため、短期資格取得を目指して資格勉強に専念したり、税理士事務所で働きながら資格取得を目指す方が多いようです。
「税理士試験」概要
受験資格 | ①大学または短大の卒業者で、法律学または経済学に属する科目を1科目以上履修している者 ②大学3年次以上の者(法律学または経済学に属する科目を62単位以上履修している者) ③専修学校の専門課程修了者で法律学又は経済学に属する科目を1科目以上履修している者 ④日商簿記1級、または、全経簿記上級の合格者 ⑤実務経験者(業務従事期間3年以上)など |
試験実施日 | 本試験: 8月第1週の火・水・木曜日 |
試験内容 | 【必須科目】 ・簿記論および財務諸表論 【選択必須科目】 ・法人税法 ・所得税法 【選択科目】 ・相続税法 ・固定資産税 ・酒税法または消費税法 ・事業税または住民税 ・国税徴収法 ※科目選択制度と科目合格制度の2つが特徴 ※選択必須科目は、最低1科目を選択、2科目選択も可能 ※試験科目は全部で11科目。その内5科目に合格すれば税理士試験合格 |
「税理士」資格の通信講座・通学講座
スクール名 | 種別 | コース名 | 期間 | 費用 | 特徴 |
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