総合旅行業務取扱管理者
	旅行業務取扱管理者は、旅行会社で旅行に関するサービスの提供責任者として旅行業務全般の管理・監督を行います。具体的には、ポスターなどの広告、旅行者への取引条件の説明、契約書の交付、苦情処理といった業務について、管理監督を行います。総合旅行業務取扱管理者は、海外旅行・国内旅行を取り扱う営業所で選任・配置が義務付けられている、旅行業界で唯一の国家資格です。

人気度　難易度　専門性　稼げる資格
年間受験者数	9,396人 *註1	所要勉強時間 （目安）	8ヶ月
年間合格者数	2,549人 *註1	資格登録者総数	–
合格率	27.1% *註1	平均年収 （目安）	–

*註1)2018年度試験実績

こんな方にオススメの資格

• 旅行業界唯一の国家資格の取得によって昇給・資格手当や社内評価アップを目指す方
• 旅行会社への就職・転職を希望される方
• 国内旅行業務取扱管理者の上位資格を目指す方

「総合旅行業務取扱管理者」資格に関する需要

海外からの訪日旅行者は2018年に3,119万人（前年度比8.7%増）で、2020年4,000万人を目標として急速に増加すると同時に、地方自治体でも地方活性化のために国内・海外からの観光客誘致に力を入れています。
旅行業界は交通・観光・宿泊・飲食・特産品など多くの産業と関連する巨大なマーケットで、この傾向は更に強まっていくでしょう。

総合旅行業務取扱管理者は、海外旅行・国内旅行の両方の管理や手続きに関する知識を持ち、契約の責任を担う「旅行のスペシャリスト」として需要は安定しており、今後も更に重要性は増していくでしょう。

数字で見る総合旅行業務取扱管理者

 
日本旅行業協会の2018年試験結果発表で、合格者属性が確認できます。

• 合格者の年齢は、30-39歳(26.4％)、19-23歳(24.6％)、24-29歳(21.1％)の順
• 合格者の男女比は、男性45.8％、女性54.2％
• 職業は、旅行業42.9％、会社員(旅行管領業以外)16.2％、会大学生15.5％の順

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資格取得のポイント

マークシート式の試験で、難易度はそれほど高くはありません。
ただし、年1回の国家試験で、法律・制度や手続きの専門知識の正確な理解が必要とされます。また、総合管理者試験では、国内管理者の試験内容に「海外旅行実務」が追加されます。

「海外旅行実務」は、海外旅行の料金計算や入出国、主要国の知識、語学など出題範囲が広いのが特徴です。過去の出題傾向を把握してポイントをとおさえて学習を進める必要があります。

「総合旅行業務取扱管理者試験」概要

「総合旅行業務取扱管理者」資格の通信講座・通学講座

スクール名	種別	コース名	期間	費用	特徴
ユーキャン	通信	旅行業務取扱管理者 合格指導講座 総合コース	8ヶ月	59,000円～	シンプルでわかりやすいテキストと添削課題が特徴。国内管理者とのダブル合格を目指すことも可能。

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