裁判所職員採用一般職試験(裁判所事務官) 【公務員採用試験】 | |||
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裁判所事務官は、裁判所で各種裁判事務や一般事務に従事する裁判所職員です。裁判所職員採用一般職試験では、大卒程度と高卒者の試験に分かれており、裁判所での的確な事務処理能力を重視されています。裁判官以外の裁判所職員として裁判をバックアップし、職員裁判所書記官になる道もある人気の公務員試験です。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 12,596人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
1年 |
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年間合格者数 | 967人 *註1 | 資格登録者総数 | – |
合格率 | 7.7% *註1 | 平均年収 (目安) |
350万円~500万円 |
*註1)2014年度採用試験実績(大卒程度試験と高卒者試験の合計値)
こんな方にオススメの資格
- 将来の安定した国家公務員職を目指す方
- 法律に関わる仕事を目指す方
「裁判所事務官」に関する需要
国家公務員は安定した人気の仕事ですが、裁判所ではグローバル化が進む世界の中で、
司法の役割を強化し、国際的対応力を強めることが一層重要となっています。
民事司法や刑事司法の国際化が求められる中、法曹人口の拡大、裁判所の人的体制の充実などの
体制の充実強化が改革推進テーマとして掲げられています。
裁判所事務官は、裁判をバックアップする裁判所職員として、日本の司法制度・裁判所を支える
専門職として、今後も重要な存在であり続けるでしょう。
数字で見る裁判所事務官(裁判所職員採用一般職試験)
裁判所職員採用一般職試験(裁判所事務官)の直近3ヶ年受験者数・合格率
2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 対前年比 | ||
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一般職 (大卒程度) | 受験者数 | 11,570 | 10,453 | 9,663 | -7.6% |
合格者数 | 898 | 964 | 887 | -8.0% | |
合格率 | 7.8% | 9.2% | 9.2% | ||
一般職 (高卒者) | 受験者数 | 865 | 5,268 | 2,933 | -44.3% |
合格者数 | 92 | 88 | 80 | -9.1% | |
合格率 | 10.6% | 1.7% | 2.7% |
試験合格のポイント
裁判所事務官になるには、大卒以上の場合は総合職・事務職の2つの受験が可能で、併願することも可能ですが、試験学習範囲を絞って合格の確度をあげるために、事務職メインで学習される方も増えているようです。
一般職試験は、法律系科目の難易度が高く、面接試験の配点割合が40%も占めることが特徴です。
他の公務員試験対策も含めて、公務員試験の専門スクールで学ぶ方が圧倒的多数を占めています。
「裁判所職員採用一般職試験」概要
受験資格 | 【大卒程度試験】 ①21歳以上30歳未満の者 ②21歳未満で、大学を卒業した者および3月までに卒業見込みの者、 並びに最高裁がこれらと同等の資格があると認める者 ③21歳未満で、短大または高等専門学校を卒業した者および3月までに卒業見込みの者、 並びに最高裁がこれらと同等の資格があると認める者 【高卒者試験】 ①高校または中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して2年を経過していない者、 および3月までに卒業見込みの者 ②最高裁が①に準すると認める者(中学卒業後2年以上5年未満の者も含む) |
試験実施日 | 大卒者試験 年1回(6月) 高卒者試験 年1回(9月) |
試験内容 | 【大卒程度試験】 1次 ①基礎能力試験(多肢選択式) : 40問、3時間、配点比率20% ②専門試験(多肢選択式) : 30問、1時間30分、配点比率20% 2次 ①論文試験(小論文) : 1題、1時間、配点比率10% ②専門試験(記述式) : 1題、1時間、配点比率20% ③人物試験(個別面接) : 配点比率40% 【高卒者試験】 1次 ①基礎能力試験(多肢選択式) : 45題、1時間40分、配点比率45% ②作文試験1題、50分、配点比率15% 2次 人物試験(個別面接) : 配点比率40% |