調剤事務管理士 ![]() |
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調剤事務は、調剤薬局において処方箋の受付や会計などの事務を担当し、薬剤師をサポートする仕事です。技能認定振興協会が実施する調剤事務管理士技能認定試験は、処方薬の知識を持ち、調剤報酬の仕組みを理解して正確に請求する能力を認定する資格で、即戦力が求められる調剤薬局で働きたい女性を中心にニーズが上昇している注目の資格です。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 14,307人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
4ヶ月 |
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年間合格者数 | 8,956人 *註1 | 資格登録者総数 | – |
合格率 | 62.6% *註1 | 平均年収 (目安) |
– |
*註1)2017年度実績
こんな方にオススメの資格
- 自宅から近い保険調剤薬局での就業を希望している方
- 保険調剤薬局に就業中で、医療保険制度や調剤報酬に関する知識を習得したい方
- 子育て後にキャリアアップしたい方
「調剤事務管理士」資格に関する需要
日本の医療費は2013年に約39兆円で、医学の進歩や人口の高齢化にともない、今後も医療機関の数および医療費の増大が確実視されています。高齢化の進展で、保険調剤で処理される処方箋の枚数は、年々増加しています。
また、医療の質の向上を図る施策の一環として、医療行政が「医薬分業」を推進する中で、調剤薬局での請求事務業務も増大しており、調剤薬局事務関連の有資格者のニーズも上昇しています。
医療業界は他業界と比べて特殊といわれ、医療事務の求人でも資格や実務経験がある方優遇の場合が多く、資格取得をアピールして、就職・転職のきっかけにすることができます。好不況の影響を受けにくく長く安定して働けることも人気のポイントです。
仕事のやりがい
- 調剤薬局では医師の処方箋に基づき薬剤師が調剤を行いますが、その他にも受付、明細書の作成と会計、月末月初を中心に調剤レセプトの作成などの業務があります。調剤請求業務は、特にお金に関連するミスが許されない仕事であり、薬の種類が何千とあり、業務量が増大する中で正確さとスピードが求められています。
- 自分や家族にも薬の知識が役立つことや、調剤薬局の裏方事務として頼られることがやりがいにつながります。
数字で見る調剤事務管理士
調剤事務管理士技能認定試験の実績
2015年 | 2016年 | 2017年 | 対前年比 | |
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受験者数 | 21,551 | 15,307 | 14,307 | -6.5% |
合格率 | 54.6% | 57.2% | 62.6% |
資格取得のポイント
通信講座などで、仕事などをしながら効率的に勉強・資格取得される方が圧倒的に多いようです。また、調剤事務管理士の資格と同時に、調剤報酬請求など他の医療関係の資格を目指す方もいらっしゃいます。
「調剤事務管理士技能認定試験」概要
受験資格 | 特になし |
試験実施日 | 年6回 (1月・3月・5月・7月・9月・11月) |
試験内容 | 【学科試験】(択一式、10問) ①法規 医療保険制度、調剤報酬の請求についての知識 ②調剤報酬請求事務 調剤報酬点数の算定、調剤報酬明細書の作成、薬剤用語についての知識 【実技試験】 調剤報酬明細書の作成2枚、調剤報酬明細書の点検1枚 ※学科試験・実技試験とも資料などを参考にして答案を作成可。 合格基準は、学科試験と実技試験の両方が満点の70%以上 ※実技試験、学科試験共に、テキスト・ノート等の資料および計算機の持ち込み可 |