通訳案内士の資格

通訳案内士 国家資格
日本政府観光局 通訳案内士 通訳案内士は、外国人観光客に日本の各地の観光案内をする仕事です。2018年に通訳案内士法が改定され、外国人観光案内で報酬を得るには資格を取得都道府県に登録は必須ではなくなり、名称独占の国家資格となりましたが、語学分野の唯一の国家資格として注目される資格です。試験では10つの外国語から選択し、日本の地理・歴史・経済・文化などに関する一般知識も問われます。日本に関する幅広い知識と教養が必要な国家資格です。
人気度ランク3 難易度ランク3 専門性ランク3 独立向きランク3
年間受験者数 7,651人 *註1 所要勉強時間
(目安)
 -
年間合格者数 753人 *註1 資格登録者総数 16,779人 *註2
合格率 22.7% *註1 平均年収
(目安)
25,000~45,000円/日
*註1)2018年度試験実績(10言語合計)、註2)日本観光局の公表数(2013年4月時点)

こんな方にオススメの資格

  • 外国人観光客の通訳ガイドの仕事に興味のある方
  • 外国人観光客と接するお仕事をされている方
  • 語学・観光に関する国家資格取得を目指す方

「通訳案内士」資格に関する需要

訪日外国人は2018年に3,119万人(前年度比8.7%増)となり、2020年東京オリンピックに向けて年間4,000万人の政府目標が設定されています。日本は世界一のスピードで少子高齢化が進んでおり、日本経済活性化のためにも、訪日外国人の数は今後急速に増えていくのは間違いありません。

通訳案内士は、増加している外国人観光客に日本各地を案内する仕事です。
旅行代理店・人材派遣会社・日本観光通訳協会等に通訳ガイドとして登録して依頼を受けます。

語学力はもちろんのこと、日本の素顔を紹介するプロのガイドと本に関する幅広い知識と教養が必要で、「民間外交官」ともいえます。外国人観光客の素晴らしい日本観光をサポートする非常にやりがいのある有望な仕事と言えるでしょう。


 

数字で見る通訳案内士

通訳案内士テストの直近3ヶ年試験結果
  2016年度2017年度2018年度対前年比
英語受験者数8,4277,978 5,754 -27.9%
合格者数2,006 1,304 584-55.2%
合格率23.8%16.3%10.1%
中国語受験者数1,476 1,228 776-36.8%
合格者数14013061 -53.1%
合格率9.5%10.6%7.9%
韓国語受験者数379376300-20.2%
合格者数605329-45.3%
合格率15.8%14.1%9.7%
フランス語受験者数334316284-10.1%
合格者数676223-62.9%
合格率20.1%19.6%8.1%
スペイン語受験者数253236193-18.2%
合格者数593623-36.1%
合格率23.3%15.3%11.9%
ロシア語受験者数1119982-17.2%
合格者数1384-50.0%
合格率18.1%21.5%13.1%
イタリア語受験者数119134101-24.6%
合格者数15188-55.6%
合格率12.6%13.4%7.9%
ドイツ語受験者数999075-16.7%
合格者数31205-75.0%
合格率31.3%22.2%6.7%
ポルトガル語受験者数626657-13.6%
合格者数10155-66.7%
合格率16.1%22.7%8.8%
タイ語受験者数474129-29.3%
合格者数3 31-66.7%
合格率6.4%7.3%3.4%
Total受験者数11,307 10,564 7,651 -27.6%
合格者数2,404 1,649 753 -54.3%
合格率21.3%15.6%9.8%

資格取得のポイント

試験は、観光ガイドを想定したものとなっています。
語学力では日本人の習慣や価値観を英語で伝えるような問題や、一般常識でも日本の世界遺産や景勝地などの「暗記」が必要な情報が出題されます。

試験対策は、市販のテキストを使い独学で可能すが、年1回の難易度の高い試験のため、相応の試験対策が必要になります。

「通訳案内士テスト」概要

受験資格特になし
試験実施日年1回(1次:8月、2次:12月)

*毎年4月上旬に試験の日程・ガイドラインが公表される
試験内容【1次試験】
①外国語の筆記試験(記述式、120分・100点満点)
■英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・イタリア語・ポルトガル語・ロシア語・韓国語・タイ語のうちの1ヶ国語
■外国語文の読解問題2題(25点程度)、外国語文和訳問題1題(15点程度)、和文外国語訳問題1題(30点程度)、外国語による説明(特定テーマ、用語等を外国語で説明)問題1題(30点程度)

②日本地理試験(マーク式、40分・100点満点)
■外国人観光旅客が多く訪れている又は外国人観光旅客の評価が高い観光資源に関連する日本地理についての主要な事柄・基礎的な知識を問うもの
■地図や写真を使った問題が中心。40問程度

③日本地理試験(マーク式、40分・100点満点)
■外国人観光旅客が多く訪れている又は外国人観光旅客の評価が高い観光資源、および現在の日本人の生活・文化・価値観につながる日本歴史の主要な事柄の基礎的な知識を問うもの
■地図や写真を使った問題が中心。40問程度

④一般常識筆記試験(マーク式、20分・50点満点)
■現代日本の産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち、外国人観光旅客の関心の強いものについての基礎的な知識を問うもの(観光白書、新聞1面等)
■20問程度

⑤通訳案内の実務(マーク式、20分・50点満点)
■通訳案内の現場で求められる基礎的な知識(旅行業法や通訳案内士法等の業務と密接に関係する法令に関する基本的な内容や実際に通訳案内業務に就くにあたっての訪日外国人旅行者の旅程の管理に関する基礎的な内容等)を問うもの
■20問程度


【2次試験】(口述試験、10分程度)
通訳案内の実務
(筆記試験①で選択した外国語による通訳案内の環境で必要とされるコミュ二ケーションを図るための実践的能力)

*2002年より科目毎の合格制で、全科目を合格した場合に筆記(第1次)試験合格となる。
*合格基準は以下のとおり
・外国語の筆記試験は、各語学ごと原則として70点
・日本地理、日本歴史は、原則として各科目70点
・一般常識・通訳案内の実務は、原則として30点(各科目50点満点)