高圧ガス製造保安責任者 ![]() |
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高圧ガス製造保安責任者は、高圧ガスの災害防止・保安監督のために、高圧ガスの製造事業所や高圧ガスの冷凍設備を保有する事業所に対して、法律で設置が義務づけられる国家資格です。製造所の処理能力に応じて細かく分類され、免許の種類に応じて保安統括者・保安技術管理者、保安主任者、保安係員に選任されます。免許資格試験も、経済産業大臣試験と都道府県知事試験の2つに分かれています。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 34,248人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
3ヶ月~6ヶ月 |
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年間合格者数 | 16,095人 *註1 | 資格登録者総数 | – |
合格率 | 47.0% *註1 | 平均年収 (目安) |
– |
*註1)2018年度試験実績
こんな方にオススメの資格
- 高圧ガスを製造する事業所にお勤めの方
- 高圧ガス製造事業の専門家としてキャリアアップを目指す方
「高圧ガス製造保安責任者」資格に関する需要
各種ガス設備、ガソリンスタンド、大型冷凍空調機器を備えるビルや冷凍倉庫、冷凍冷蔵工場など日常の多くの現場で高圧ガス、液化石油ガスなどが使われており、需要は増加しています。
法律で設置が義務づけられている国家資格で、製造所の処理能力に応じて必要な免許も細かく分類されているため、需要の増加とともに有資格者は就職・転職・昇給に有利と言えるでしょう。
数字で見る高圧ガス製造保安責任者
高圧ガス製造保安責任者資格試験(宅建)の直近3ヶ年受験者数・合格率
2017年 | 2018年 | 対前年比 | ||
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甲種化学 | 受験者数 | 874 | 886 | +1.4% |
合格者数 | 436 | 520 | +19.3% | |
合格率 | 49.9% | 58.7% | ||
甲種機械 | 受験者数 | 1,295 | 1,353 | +4.5% |
合格者数 | 593 | 707 | +19.2% | |
合格率 | 45.8% | 52.3% | ||
乙種化学 | 受験者数 | 2,448 | 2,507 | +2.4% |
合格者数 | 1,184 | 1,157 | -2.3% | |
合格率 | 48.4% | 46.2% | ||
乙種機械 | 受験者数 | 5,719 | 5,331 | -6.8% |
合格者数 | 2,411 | 1,966 | -18.5% | |
合格率 | 42.2% | 36.9% | ||
丙種化学(液石) | 受験者数 | 4,090 | 3,840 | -6.1% |
合格者数 | 1,577 | 1,347 | -14.6% | |
合格率 | 38.6% | 35.1% | ||
丙種化学(特別) | 受験者数 | 5,905 | 5,517 | -6.6% |
合格者数 | 3,338 | 3,016 | -9.6% | |
合格率 | 56.5% | 54.7% | ||
第一種冷凍機械 | 受験者数 | 1,352 | 1,291 | -4.5% |
合格者数 | 885 | 838 | -5.3% | |
合格率 | 65.5% | 64.9% | ||
第二種冷凍機械 | 受験者数 | 4,192 | 4,003 | -4.5% |
合格者数 | 2,035 | 1,965 | -3.4% | |
合格率 | 48.5% | 49.1% | ||
第三種冷凍機械 | 受験者数 | 10,143 | 9,520 | -6.1% |
合格者数 | 4,728 | 4,579 | -3.2% | |
合格率 | 46.6% | 48.1% | ||
Total | 受験者数 | 36,018 | 34,248 | -4.9% |
合格者数 | 17,187 | 16,095 | -6.4% | |
合格率 | 47.7% | 47.0% |
政府発表の2018年賃金構造基本統計調査で、ガス業(10人以上の企業規模)の勤務状況・年収などが確認できます。
- ガス業の平均年齢は40.0歳、平均勤続年数16.7年
- ガス業の月平均労働時間164時間(超過労働9時間含む)、平均年収604.9万円(年間賞与他含む)
- ガス業[男性]の平均年齢は40.4歳、平均勤続年数17.6年
- ガス業[男性]の月平均労働時間165時間(超過労働10時間含む)、平均年収637.1万円(年間賞与他含む)
- ガス業[女性]の平均年齢は38.2歳、平均勤続年数12.6年
- ガス業[女性]の月平均労働時間160時間(超過労働6時間含む)、平均年収458.6万円(年間賞与他含む)
資格取得のポイント
高圧ガス保安協会が発行している過去問・計算問題集などを使い、学習を進める必要があります。化学の知識が必須となるため、高校・中学の化学の基礎から復習するケースもあるようです。
高圧ガス保安協会の講習によって一部試験科目免除もあるため、時間に余裕のある方は講習に
関する情報収集からはじめましょう。
「高圧ガス製造保安責任者試験」試験概要
受験資格 | 特になし |
試験実施日 | 年1回(11月) |
試験内容 | ①高圧ガス保安法に係る法令(択一式、試験時間60分) ②保安管理技術(択一式、試験時間90分) ③学識(択一式、試験時間120分) ※第三種冷凍機械は①高圧ガス保安法に係る法令法令、②保安管理技術の2科目 【甲種化学】 高圧ガス製造に必要な化学に関する高度の保安管理技術・高度の応用化学 【甲種機械】 高圧ガス製造に必要な機械に関する高度の保安管理技術・高度の機械工学 【乙種化学】 高圧ガス製造に必要な化学に関する通常の保安管理技術・通常の応用化学 【乙種機械】 高圧ガス製造に必要な機械に関する通常の保安管理技術・通常の機械工学 【丙種化学(液石)】 液化石油ガス製造に必要な通常の保安管理技術・通常の応用化学・基礎的な機械工学 【丙種化学(特別)】 液化石油ガス製造に必要な基礎的な保安管理技術・基礎的な応用化学/機械工学 【第一種冷凍機械】 冷凍のための高圧ガス製造に必要な高度の保安管理技術・通常の応用科学/機械工学 【第二種冷凍機械】 冷凍のための高圧ガス製造に必要な通常の保安管理技術・基礎的な応用科学/機械工学 【第三種冷凍機械】 冷凍のための高圧ガス製造に必要な初歩的な保安管理技術 ※高圧ガス保安協会の講習を受けて検定に合格した者や所持する資格により 試験科目の一部免除あり |