司法書士の資格

司法書士 国家資格
法務省 司法書士 司法書士は、不動産・会社の登記手続代行を行う法律の実務的なプロフェッショナルです。登記代行に加えて、日常生活の金銭トラブルに関する法律相談や供託に関する契約の法的評価や裁判所・検察庁に提出する書類の作成代行、成年後見業務、遺言や相続のアドバイス、簡易裁判など身近な街の法律家として、高い専門性かつ広い業務範囲で活躍しています。
人気度ランク4 難易度ランク5 専門性ランク5 稼げる資格ランク4
年間受験者数 14,387人 *註1 所要勉強時間
(目安)
1,000時間以上
年間合格者数 621人 *註1 資格登録者総数 22,488人 *註2
合格率 4.3% *註1 平均年収
(目安)
500万円
*註1)2018年度試験実績、註2)日本司法書士会連合会の会員数(2018年4月時点)

こんな方にオススメの資格

  • 法律に関する実務の専門家として活躍したい方
  • 独立開業を目指す方
  • 行政書士や土地家屋調査士とのダブルライセンスで活躍フィールドを拡大したい方

「司法書士」資格に関する需要

司法書士は、不動産・会社の登記手続代行などの従来からのメイン業務のほか、高齢化が進展する中で、司法書士は、街の法律家として、成年後見業務など業務範囲が拡大しています。

弁護士も含めた法務・士業間の競争も促進される一方、法務実務家としての社会的評価・活躍フィールドは更に拡大していくのは確実といえるでしょう。

 

仕事のやりがい

  • 不動産登記代行などを通じて依頼主の法律上の問題が解決し、喜んでもらえること
  • 個人顧客・企業のほか、銀行・行政・司法など様々な方面との接点/ネットワークを持てること

数字で見る司法書士

司法書士試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
 2016年2017年2018年対前年比
受験者数16,72515,44014,387-6.8%
合格者数660629621-1.3%
合格率3.9%4.1%4.3%

 
法務省公表の2018年試験実績で、合格者の年齢・男女比を確認できます。

  • 合格者の年齢は、平均38.8歳で、最低年齢19歳・最高年齢80歳
  • 合格者の男女比率は、男性77.1%、女性22.9%

資格取得のポイント

司法書士試験は、民法、商法、不動産登記法、商業登記法をはじめ11科目の対策が必要です。

相当量の専門的な法律知識を暗記する必要があると同時に、膨大な試験範囲において、いかに効率的にポイントを絞って資格勉強をすすめるかが重要です。

「司法書士試験」概要

受験資格特になし
申込期間 5月上旬~5月中旬
試験実施日年1回(筆記:7月第1日曜日、口述:10月上旬)
試験内容【筆記試験】
午前の部(試験時間2時間、マークシート方式)
①憲法に関する知識
②民法に関する知識
③商法(会社法その他の商法分野に関する法令を含む)に関する知識
④刑法に関する知識

午後の部(試験時間3時間、マークシート方式・①②は記述式も含む)
①不動産登記法に関する知識
②商業(法人)登記法に関する知識
③供託法に関する知識
④民事訴訟法に関する知識
⑤民事執行法に関する知識
⑥民事保全法に関する知識
⑦司法書士法第3条第1頂第1号から第5号までに規定する業務を行うのに必要な知識および能力

【口述試験】
下記科目の知識について口述で回答を求められる
①不動産登記法に関する知識
②商業(法人)登記法に関する知識
③司法書士法に関する知識
④司法書士の業務を行うのに必要な一般常識

※筆記試験の合格者のみ
有効期間なし(更新不要)

 

「司法書士」資格の通信講座・通学講座

スクール名種別コース名期間費用特徴
ユーキャンユーキャン通信司法書士
合格指導講座
15ヶ月169,000円~10ヵ月かけて主要4科目を学習し、残りの3ヵ月でマイナーその他の科目を集中的に学び、最後の2ヵ月で総復習するコース
LECLEC通信一発合格講座パック
(スマート攻略講座)
全103回317,050円~短い期間で効率的に学習できる、スマート攻略講座限定テキストが特徴
東京法経学院東京法経学院通信簗瀬徳宏の
新・最短合格講座2016
18-20ヶ月334,400円~毎年合格者を輩出している簗瀬徳宏講師の講義を,教室の臨場感そのままに受講できる講座。
クレアールクレアール通信合格ルート
1.5年マスターコース
622時間400,000円~初めての方でも、基礎からじっくり無理のないペースで学ぶことができるコースプラン。合格お祝い金制度、未受講分返金制度あり