通関士の資格

通関士 国家資格
財務省税関 通関士 通関士は、国際貨物の輸出入の際の税関への申告手続、関税の納付や不服申し立て手続に伴う書類の作成などを代行する通関業務のプロです。独立開業はできませんが、貿易実務に関する唯一の国家資格として、根強い人気の資格です。
人気度ランク3 難易度ランク4 専門性ランク5 稼げる資格ランク3
年間受験者数 6,218人 *註1 所要勉強時間
(目安)
6ヶ月
年間合格者数 905人 *註1 資格登録者総数 15,358人 *註2
合格率 14.6% *註1 平均年収
(目安)
*註1)2018年度実績、註2)通関業務従業者数(2018年4月)

こんな方にオススメの資格

  • 国際貿易における通関業務のプ口を目指す方
  • 貿易関係の国家資格取得を目指す方

「通関士」資格に関する需要

経済のグローバル化とともに、国際貿易の輸出入も拡大しています。輸出入の拡大に伴い、税関手続き量も増加しています。

通関士は独立開業はできませんが、全国約1,500社の通関業者に就職して雇用主から税関長に届け出た上で通関業務を行うことが認められています。(通関業者は、各営業所に1名以上の通関士を設置する義務があります)

貿易実務に関する唯一の国家資格で、前途有望な資格といえるでしょう。
 

 

数字で見る通関士

通関士の直近3ヶ年受験者数・合格率
 2016年2017年2018年対前年比
受験者数6,997 6,5356,218-4.9%
合格者数6881,392 905-35.0%
合格率9.8%21.3%14.6%

資格取得のポイント

国際貿易に関わる多くの法律の知識が必要となり、試験内容広範囲にわたっているため、通信講座や専門スクールで効率的・効果的に学習を進めるのが試験合格の近道です。

日本関税協会も通信教育講座や定期的な講習会を行っているので、こちらも活用できます。

「通関士試験」概要

受験資格特になし
試験実施日年1回(10月)
試験内容以下3科目の筆記試験(マークシート式、試験時間は①50分、②100分、③90分)

①通関業法

②関税法、関税定率法、そのほか関税に関する法律(関税暫定措置法、電子情報処理組織による税関手続きの特例等に関する法律など)、外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る)

③通関書類の作成要領、その他通関手続の実務

 

「通関士」資格の通信講座・通学講座

スクール名種別コース名期間費用特徴
ゼミネットゼミネット通信通関士講座6ヶ月30,000円~長年の通関士経験によるライブ講義が特徴。演習問題を数多く解くことで講義で得た知識を確実に身につけることが可能
ユーキャンユーキャン通信通関士講座6ヶ月59,000円~2012年合格者62名(全体8%)の実績。「わかりやすく覚えやすい」オリジナルテキストのほか、申告書対策問題集なども充実。
LECLEC通信
速習者・再受験者
基礎コース
(Web)
2~3ヶ月108,000円~通関士試験で必要な基礎知識を、全25回で必要最小限に絞って、コンパクトに学べるスピードマスター講座