ITサービスマネージャ ![]() |
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ITサービスマネージャは、情報システム全体について、安定稼働を確保および障害発生時の被害の最小化を図り、ITサービスの品質とコスト効率の継続的な向上に関わる、システム運用管理の専門家です。業務知識を踏まえてシステムサービスレベルを設定し、レベルネットワーク・データベースなどの専門家と連携しながら、ITサービスを安定提供するための主導的な役割を果たします。情報処理技術者試験のなかで、高度情報処理技術者試験に位置づけられる国家資格です。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 3,715人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
– |
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年間合格者数 | 530人 *註1 | 資格登録者総数 | 8,692人 *註2 |
合格率 | 14.3% *註1 | 平均年収 (目安) |
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註1)2018年度試験実績
註2)1969年度旧制度から2018年迄の合格者累計数
註2)1969年度旧制度から2018年迄の合格者累計数
こんな方にオススメの資格
- システム設計のスペシャリストを目指す方
- システムエンジニア、プログラム開発に従事する方
「ITサービスマネージャ」資格に関する需要
企業内のさまざまな領域の業務におけるIT化の進展すると同時に、インターネット・スマートフォンの普及に対する施策や、ビッグデータ活用など、さまざまな領域でIT化が求められています。
業務と情報システムの結びつきが深まる中で、ITに求められる信頼性・安全性も高まる一方です。
複雑化・多様化する情報システム全般のシステム運用管理のスペシャリストとして、システム・業務両方の知識をもち、ITサービスレベルの維持・向上を担うITサービスマネージャへの需要は更に高まっていくでしょう。
数字で見るITサービスマネージャ
ITサービスマネージャ試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2016年 | 2017年 | 2018年 | 対前年比 | |
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受験者数 | 3,555 | 3,932 | 3,715 | -5.5% |
合格者数 | 502 | 535 | 530 | -0.9% |
合格率 | 14.1% | 13.6% | 14.3% |
情報処理推進機構の2018年度試験実績では、合格者の内訳は以下のようになっています。
- 業務内容は、システム運用・管理、プロジェクト管理、システム設計、システム化戦略・企画・企画、プログラム開発の順
- 勤務先は、ソフトウェア業、情報処理・提供サービス業、製造業、コンピュータ・周辺機器の製造・販売、金融・保険業・不動産業の順
- 経験年数は、24年以上、20年以上22年未満、18年以上20年未満の順
資格取得のポイント
高度情報処理技術者試験に位置づけられており、合格率が10%台の難易度の高い資格です。
ITサービスマネージャ試験は、業務・ユーザーからシステムに求められるサービスレベルに関わるため、システムの知識に加えて、経営知識や業務プロセスに一定の知識も要求されます。
過去問で出題傾向を把握した上で、最重要であるITILの概念・知識の習得と同時に、論文試験対策として自らの過去の経験も踏まえながら記述対策を行う必要があります。
学科試験対策はテキスト・過去問を中心に行い、論述対策は必要に応じて講習会・勉強会などを利用することも有効です。
「ITサービスマネージャ試験」概要
受験資格 | 特になし |
試験実施日 | 年1回(10月) |
試験内容 | 【午前の試験】(四肢択一式、試験時間50分・40分、30問・25問) ①コンピュータ構成要素、②システム構成要素、③データベース、④ネットワーク、 ⑤セキュリティ、⑥プロジェクトマネジメント、⑦サービスマネジメント、 ⑧システム監査、⑨法務 高度試験共通知識問題 (過去2年以内に応用情報技術者試験に合格した試験科目者等は免除) 【午後の試験】(記述式、試験時間90分・120分、3問中2問解答・2問中1問解答) ①サービスマネジメン卜 ②サービスの設計・移行 ③サービスマネジメントプロセス ④サービスの運用 ⑤情報セキュリティの運用管理 ⑥ファシリティマネジメント |