ITストラテジスト ![]() |
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ITストラテジストは、企業の業務プロセスにおいてどのように情報技術を活用すべきかを判断するために必要な知識・技能をもつ、情報化のリーダーの役割を果たせる人材です。企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動の特定のプロセスについて、情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進することが求められます。情報処理技術者試験のなかで、高度情報処理技術者試験に位置づけられる国家資格です。 |
人気度![]() ![]() ![]() ![]() |
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年間受験者数 | 4,975人 *註1 | 所要勉強時間 (目安) |
– |
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年間合格者数 | 711人 *註1 | 資格登録者総数 | 15,062人 *註2 |
合格率 | 14.3% *註1 | 平均年収 (目安) |
– |
註1)2018年度試験実績
註2)1969年旧制度から2018年までの合格者累計
註2)1969年旧制度から2018年までの合格者累計
こんな方にオススメの資格
- 企業の業務改革推進のプロジェクトに関わる方
- ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーとしてスキルアップを目指す方
- 情報戦略立案やシステム企画に関する国家資格を取得してスキルをアピールしたい方
「ITストラテジスト」資格に関する需要
IT業界の市場規模は2018年約12.5兆円(対前年比102.9%)で、国の重点戦略領域として今後も拡大が予想されます。
最近では、スマートフォンやモバイルデバイスの成長に伴い、IT技術者需要が急増するなど、技術革新のスピードはとどまるところを知りません。
技術革新と同時に、経営環境の変化により業務変革の必要性も増しており、業務変革をリードする人材や、プロジェクトマネージャーの人材の需要も増えています。
ITストラテジスト資格は、高度IT人材として確立した専門分野を持ち、業務変革・情報化のリーダーとなるべき人材を評価する資格として、今後更に人気が高まっていくでしょう。
仕事のやりがい
- 知名度があり、IT業界の会社内の評判が高い資格である
- 専門知識を生かして、業務変革・情報化のリーダーとして活躍できる
数字で見るITストラテジスト
ITストラテジスト試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
2016年 | 2017年 | 2018年 | 対前年比 | |
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受験者数 | 4,594 | 4,747 | 4,975 | +3.3% |
合格者数 | 645 | 700 | 711 | +8.5% |
合格率 | 14.0% | 14.7% | 14.3% | +0.7% |
情報処理推進機構の2018年度試験実績では、合格者の内訳は以下のようになっています。
- 業務内容は、システム化戦略・企画・計画、プロジェクト管理、システム設計、システム運用・管理、プログラム開発の順
- 勤務先は、ソフトウェア業、情報処理・提供サービス業、金融・保険業・不動産業、製造業、運輸・通信業の順
- 経験年数は、24年以上、10年以上12年未満、18年以上20年未満の順
資格取得のポイント
度情報処理技術者試験に位置づけられており、合格率が10%台の難易度の高い資格です。
現在SEなどITプロジェクトの上流工程にかかわる方が、実務経験を活かして資格を取得するケースが多い傾向が、合格者データにも表れています。
午前の部は広く専門知識を問われるため、教材を使って知識を習得・再確認し、午後の記述式試験の対策は過去問等を使って独自の記述パターンに対策する必要があります。
「ITストラテジスト試験」概要
受験資格 | 特になし |
試験実施日 | 年1回(10月) |
試験内容 | 【午前の試験】(四肢択ー式、試験時間50分・40分) ①システム戦略、③システム企画、③経営戦略マネジメント、④技術戦略マネジメント ⑤ビジネスインダストリ、⑥企業活動、⑦法務 【午後の試験】(記述式・論述式、試験時間80分・120分) ①業種ごとの事業特性を反映し、情報技術を活用した事業戦略の策定又は支援に関すること ②業種ごとの事業特性を反映した情報システム戦略と全体システム化計画の策定 に関すること ③業種ごとの事業特性を反映した個別システム化構想・計画の策定に関すること ④事業ごとの前提や制約を考慮した情報システム戦略の実行管理と評価に関すること ⑤組込みシステムの企画、開発、サポート及び保守計画の策定・推進に関すること |